柳川の至福 美味なるうなぎ
時としてとても
食べたくなる柳川名物
うなぎのせいろ蒸し
柳川で消費される鰻の量は年間100万匹以上。
柳川といえば「鰻の蒸篭蒸し」と言われるほど、有名な蒸篭蒸し。地元では、親戚や知人を招いたとき、お祝いの時などに自宅に出前をとります。それぞれの家庭ごとにお気に入りの店が存在し、鰻の蒸篭蒸し談義で盛り上がることもしばしば。
蒸篭蒸しは白いご飯に甘辛いタレを絡ませ、上に蒲焼きにした脂したたる肉厚の鰻をのせ、色鮮やかな錦糸卵を中央に置いてじっくりと蒸されます。白い蒸気が立ち上り、鰻のタレの何とも言えない香りが辺りに立ちこめます。蒸すことにより鰻の旨味をご飯に染みわたらせ、ふっくらとして熱々の蒸篭蒸しをつくっているのです。
お店ごとの味わいを楽しむ
柳川市内には20数件のうなぎのせいろ蒸しの店が点在し、
各店が秘伝の製法をもとに味を競い合っています。
甘めだったり、辛めだったり、味が濃いめだったり、薄めだったりと
違いが見られるのも面白いところです。足を運び、
お気に入りの店を見つける楽しみもあります。
柳川自慢の蒸篭蒸し、ぜひご賞味あれ。
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独特な形と味わい、有明海の幸
干満の差が最大6mという有明海。日本で最も干満の差が大きいと言われ、干潮の時には、潟の世界が一面に広がります。
この干満差と矢部川から流れ込む豊かな栄養分によって実に多くの種類の業界類が生息する有明海は「宝の海」とよばれています。有明海の幸は形も味わいも独特。柳川にはその珍しい魚介の数々を堪能する、伝統の食文化が受け継がれています。